NEX-5でオールドレンズ その3 ズミクロン紹介編

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予定では今日あたりにライカL→ソニーAマウントのマウントアダプターが到着するはずだったんですが、北海道から送られてくるそうで時間がかかってしまっているようです。

気合いを入れて自宅からα550も持ってきていたんですけど、お楽しみは明日です。で、今日は、1954年製のライカレンズ ズミクロン50mm f2をじっくりと紹介しつつ、またまたベテランの方に質問があるもので、そんな話におつきあいください。

 

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先週末にオークションで手に入れたズミクロンレンズ。昨日も言ったとおり、レンズの良さも知識もなく、単にこのクラシカルなスタイルに惚れて、ソニーのNEX-5で使ってみたい! きっと、装着したらものすごいかっちょいい事になるに違いない! という思いだけで手に入れました。

もちろん、NEX-5で使えないと意味はないのでクラシックカメラをお使いの方に話を聞いて、装着に問題がなさそうなアドバイスだけはいただいていましたが、これが本当に使えるのかどうかは、まだわかりませんし、シャッターを最初に1度切るまではドキドキしつづけそうです。

そのどきどきを助長させるのが、この重量感。

鉄のかたまりのようなずっしり感があり、ちゃんとはかっていませんが、もしかしたらNEX-5本体よりも重量があるのでは?という位の重さでした。

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マウントはスクリュータイプになっています。これがライカLマウントと呼ばれているモノです。1954年にライカM3というカメラが登場してそこでライカMマウントというものが発表されて、それ以降、カメラのマウントは30度ほど回転させることでロックする機構になっていますが、そうしたロック機構が出る前は、こうしたネジ式のマウントだったんだそうです。

NEX-5に装着するのはライカMマウント→ソニーEマウントの変換アダプター。その前にライカLマウント→ライカMマウントへ変換するアダプターリングを利用する事になります。

マウントの種類、違いがあることだけ理解できれば難しい話ではないみたいですが、これも全く知識がないと、これで本当に大丈夫なの!?という不安だらけになります。

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ズミクロン50mm f2の前期型は沈胴レンズになっていて、レンズのフロント部側をカチャッと回転させると、真ん中の筒の部分がマウント側に沈んで、こんなに短いレンズになります。

持ち歩く際に出っ張らないようにしているためで、これで撮影はできません。レンズを利用するときはまたのばして使うことになります。

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そして、ちょっと心配なのがレンズを畳んだときに後ろからレンズ筒が飛び出ること。見ての通り、かなり後ろに飛び出るのがわかるでしょうか?

M型ライカのボディにはめるときは、これが当たらないように計算されているんでしょうけど、NEX-5に装着するのは完全に自己責任です。これでデジタルカメラ側のイメージャーにキズでも入れたら大変なことになってしまいます。

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ライカM→ソニーAマウントの変換アダプターが1cmくらいの厚さになる計算です。それだけあるのと、イメージャーの周りがこうして盛り上がっているのでセンサーに直接当たることはなさそうですが、ちょっと心配です。

マウントアダプターが来たらすぐに確認をする必要があります。

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そして、レンズの各部を見ていくんですが、オールドレンズらしいというかこの出っ張りは一体なんでしょう? 写真で見たときから気になっていたんですが、これはロック機構になっていました。

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フォーカスを無限遠のところでロックさせておくためのピンで、スプリングが仕組まれているようで指で押すとロックが外れる仕組みになっています。

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これがロックを外した状態。レンズはそれほど伸長するものでもないんですが、事故防止のためのものなんでしょう。見ればだいぶすり減っている様に見えます。

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距離表記はメートルではなくてフィート。100フィートで33mなので、書いてある数字を1/3にしなくてはいけません。15フィートは5m。5フィートは1.6mです。

真ん中の矢印のところにあるのが距離計。絞りに合わせて被写界深度が変わるので、フォーカスが合って見える範囲をこうして目盛りで記してくれています。最小の数字は3.5フィートになっているので、最短撮影距離は約1mということになります。Rマークは赤外写真を撮るときに使ったものらしく、ちょっと脇にその補正する矢印があるんですが、使い方は私にはわかりません。

(記事を一部訂正させていただきました。)

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レンズのフロント側には絞りのダイヤルがあります。ここがちょっと問題なんですが、絞りを開放にした状態でマークはF2.8を示しています。

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これは一番絞った状態なんですが、本来F22あたりを示すはずが、なんでもないところを指しています。そうなんです。この絞りリングなんですが明らかにマーキングがずれてしまっているんです。

レンズの特徴を出すために絞り開放で撮影することが多いと思いますので、それほど気にならないといえば気にならないんですが、できれば直したいところです。

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絞りリングのところには、こうしてマイナスのネジがあります。180度対角にもう1本ネジがあるんですが、これをゆるめて、絞りのマーキングが合う位置にずらしてよいものなんでしょうか?どうも自信がなくて試せません。

せめて、試し撮りをしてからにしようかと思っています。

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で、これはいつも使っているαレンズでは考えられないんですけど、絞りリングのところでフロントレンズを回すとレンズを分解することができるんです。

レンズの中って初めてみました。

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絞りリングを回すと、カリカリカリっと、絞りが開いたり閉じたり。へぇ~。レンズってこうやってできていたのか。絞り羽根の動きを見ていると、なんとなく絞りの仕組みもわかります。

ブロアーで吹いただけで、この絞りの周りのリングがふわっと浮くので、ここはそう滅多に開けてよいところではないみたいです。

すぐに閉めました。

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レンズフロント部には、レンズの素性を表す情報がすべて書き込まれています。Nr.とあるのがシリアルナンバーです。昨日も伝えましたが、レンズの種類を問わず、ライカでは出荷したレンズ1本1本に通算ナンバーを振っているため、この数字で製造年がわかるそうです。

1124001~1236000が1954年に製作されたレンズのナンバーになります。このレンズ、56年前のレンズになるそうです。私が今使っているαレンズもこんなに長期間使ってもらえるものになるんでしょうか?

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以上、始めてのオールドレンズ紹介でした。

まだマウントアダプターもなにもないのでレンズを眺めているだけなのがもどかしい。。。早く撮影してみたいですねぇ。おそらく明日にはAマウントのアダプターが届くと思いますので、そうしたらα550やA-Eマウントアダプターを介してのNEXでの撮影などができると思います。 

 

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ところで、ソニースタイルのNEX-5の在庫状況なんですが、またまたすごいことになってしまっているようです。ブラックボディはキットレンズのどれを選んでも納期未定になってしまいました。

シルバーボディはWレンズキットが7月上旬、それ以外は即納状態になっているので、またシルバーボディの方が在庫があるようです。

こうしてオールドレンズ遊びをするのなら、ボディはシルバーの方が雰囲気があるんじゃないですかね?(って、完全に私の好みの問題なんですが。)

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それと、発売以来、ずーっと入荷待ちになっていたフィッシュアイコンバーターが今なら即納状態になっているようです。光学ビューファインダーも明日から出荷になっています。

NEX-5のブラックボディを望まなければ、今だったら普通に近い状態で購入ができますよ!

 

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